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杯の縁を噛みながらぶつぶつ言う青年に、 「ろくに仕事もしないで昼間から酒飲んでる、金払いも女癖も悪い奴なんか拝む気にもならないね。」 と言い切った。 奥の二人も心当たりがあるのか、ばつが悪そうに目を反らす。 でも、と女主人はつづけ 「約束は、守ってくれたようだね。」
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