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「兄ちゃん、その歳でツケで飲めるたぁいい身分だねえ。何処の坊っちゃんだい?」 常連の片方、青い上着を羽織った男が、値踏みように見た。 特別高価な物を身につけている様子はなく、流行の服を着た二十歳くらいのどこにでもいる青年だ。
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