プロローグ

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 刹那で崩れた生命の輝きを燃やしながら夢の中で 大切なの食物連鎖の弱肉強食 それとも愛情過多? 寒さに震えながらゆらめく蝋燭の灯りを見つめていた 黒い雨すら降りそうな勢いで侵されたこの街今は目に見える遠くまでの景色がぼやけるのはなぜ? 異臭が風に乗って告げるには かなりの時間が必要なのね 他人からはわからない仲間意識はマスメディアにはウケた 本当の悲しみはわからないのに・・・ 苦しい飢えは我慢できない 涙も乾いてしまう程の驚きが恐怖に変わるのは早かったみたい 欲しいのは安らぎと生きる希望だけじゃないのに  なぜ? 誰もが不安の中で笑顔を絶やさない強がり 偽善でもいい? 同情でもいい? くやしいまでに情けない哀れな姿が鏡に写っている 毎日の生活が全然違う苛立ちとギャラリーの数 狂気しそうな窮屈さが よけいに理性を貪りまくって 心からの温もりに触れたとたん 頬に流れる熱い液体が  喉を潤す冷たい水が次第に心臓の動きを早めるのが生きる証拠? 何の為? 誰の為? もうすべてを捨てて逃げ出したいのに 愛着って怖い 臆病者に下された悪魔のいたずらに悩まされた 堕天使たちの努力は無駄なのかも知れない それでも 明日は輝き放つかもしれない星を探していきたい 光合成するのに太陽を欲しがるように 羽を広げたい もう一度 失楽園に戻れるの? 汚れまくった世界で生きたいの 崩れた世界は私の心を侵す・・・  
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