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見上げる空がどんどんと暗くなっていく
ついさっきまで真っ赤だった空が今ではすっかり暗くなり満天の星空となっていた。
晩秋、他の季節より低く見える空にははかなげに瞬く星々
広い草原にたった一本だけ生えた樹木の葉を吹き渡る風が揺らしていく。
木の足元ではパチパチという音と共に焚き火がたかれ、
影の形をユラユラと変える。
そんな誰しもが多少なりともセンチメンタルになりそうな光景の下で俺は……
縫い物をしていた
「なぁトウヤ」
「ん?何だ?」
先ほどから木に背中をもたせかけて座っていたショウが声をかけてくる。
「俺、気づいた事があるんだ」
ショウは俺の方を向き深く考えこんでいるような表情で俺を見てくる
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