勇者と親友

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「バカかお前は! 傭兵なんて男ばっかだろーが!! 野郎だらけのむさ苦しいパーティーなんて俺は絶対嫌だぁー!!!」 再び絶叫した後掴み上げた手を下ろしながら更に言葉を続ける。 「なぁトウヤ。どうして俺がこんな危険な旅に同行したと思う?」 ゴホゴホと咳き込みながら旅の始まりを思い出す。 「確か親友を独りだけでそんな危険な旅に行かせられないとか言ってたよな」 「そんなの建て前に決まってるだろ。 確かにそれもあるがそれは四割くらいだ。」 「じゃあ残りの六割はなんだ?」 「そんなの決まってんだろお前。モテたいからだよ」 あまりの言葉に呆然とする俺を後目にショウは熱く語り出す。
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