836人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
「んっ、」
目を開けば差し込んでくる
眩しく明るい光
そして、愛しい人の顔
「ゆ、と」
だけど、まだ俺は
酸素マスクしたままだし
上手く喋れなかった
でも、名前をかろうじて
呼び裕翔の頬に触れた
「山田ー!よかったよー」
「本当によかったー」
だけど、そんな
幸せな時間も少しで
皆が俺の回りに集まってくる
そして、不機嫌そうな王子
最初のコメントを投稿しよう!