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「やっぱり、裏切ったんだ」
でも、
またドアの方から声がし
俺は慌てて入口に目をやる
そこにはドアにもたれかかり
腕を組んだ王子がいた
「まあ、気付いてたけど?
裕翔が君の事
気になってた事も
君の気持ちも全部ね」
腕を組んだまま
だんだんと俺に近づき
ベッドの前で立ち止まる
やっぱり、気付いてたんだ
あの頭がキレる王子が
気付いてないって
考えたのが間違いだった
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