姫は姫なんだ

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 花園のドアを開き中に入れば  見るも無惨な状態だった  テーブルはひっくり返り  そこにあったカップは  床に落ち割れていた  綺麗に咲いていた花も  ところどころ踏まれ  茎が折れていた  「裕翔!山田!大丈夫か!?」  そんな中ソファに1人  座っていた薮くんが  俺らに駆け寄ってくる  「うん、僕は大丈夫  皆は?大丈夫だった?」  裕翔がいつもより低い声で  薮くんの顔を心配そうに見る  
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