姫は姫なんだ

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 「そんな事ない、  本当に大丈夫だから」  薮くんが優しく背中を  擦り裕翔をなだめる  「嘘つき!  どうせ僕のせいだって  思ってるんでしょ‥、  はっきり言ってよ!  ねえ‥はっきり、言って」  顔を上げ立ち上がり  薮くんの肩を軽く揺すり  泣きじゃくる裕翔  こんな裕翔見た事なかった  心優しく責任感が強いから  こそ自分を責めてるんだ  でも、俺は何も出来なかった  
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