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「申し訳ありませんでした!私達の不手際でした。
「いいのよ。何も被害はなく皆、無事だったのだから。」
あの時屋敷の者達は女房から以下全ての者が薬によって眠らされていた。もしあの時助けを求めても誰も来なかっただろう。
「しかしっ!」
「いいのです。もう仕事に戻りなさい。」
皆、朝、目が覚めてすぐに多くの者が部屋にやってきて、頭を下げていく。
「姫さま、私からも申し訳ありませんでした。以後このようなことがないように、警護を堅めさせます。」早苗は昨日本来ならば隣の部屋に控えているはずだった。しかし、早苗にも薬が盛られていたようで倒れて眠っていた。そのせいで、自分を責めている。
「ええ、ありがとう。早苗は悪くないのだから気にしないでね。」
「本当に申し訳ありませんでした。」
そう言うと早苗は下がった。
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