序章.伝道師はかく語りき

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その日は、太陽の馬鹿が苛めてるんじゃないだろうかと思うくらい暑い日でした。 僕と馬鹿……シェイド君は学院から家へと歩いて帰っていました。 「なぁ、やっぱ勇者“様”ってカッコいいよな?」 シェイドが言います。 勇者に様付けなんて、どれくらい勇者を崇拝してるんでしょうか。 彼が将来ヒキコモリとかいうのにならないことを祈ります。 とりあえず、いつもみたいに彼の勇者についての妄言を聞いていました。
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