序章.伝道師はかく語りき

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その時、目の前に壁に寄りかかって空を見上げている男の人がいることに気づきました。 その人の格好は黒いローブにフードまで深くかぶっていて、とても暑そうでした。 すると、この勇者馬鹿は何を血迷ったのか、その人に向かって、 「おまえ、魔王の手先だな!?」 と言いました。 僕は凄く他人のふりをしたかったのですが、この馬鹿の近くに居すぎたので、無理でした。 友人はちゃんと選ぶべきだったと思います。
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