序章.伝道師はかく語りき

9/9
前へ
/1315ページ
次へ
「じゃあ話してみろよ、イメージとかけ離れてるかどうかは自分で決める」 挑戦的です、この馬鹿。 「ん、判った。じゃあ話すよ」 どうやら僕も巻き込まれたようです。 馬鹿の馬鹿。 って、馬鹿なのは当たり前でした。 「君はどうする?」 ……この人はやっぱり大人です。 僕のこともちゃんと見ててくれていたようです。 「えと、お願いします」 なんかシェイド君に比べて嫌な気はしなかったので、素直に話を聞くことにしました。 シェイド君は早く大人になるべきだと思います。 後になって知ったことなんですが、この人は伝道師という人だったそうです。 ……あの、デンドウシってなんですか?
/1315ページ

最初のコメントを投稿しよう!

694人が本棚に入れています
本棚に追加