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「俺のどこが嫌なんだ?…頼むから言ってくれ……必ず直すから!直すから…ずっと一緒に居てくれよ……!」
彼は必死にアタシを離したくないと訴えかけた。
離されると思った二人
だが二人はどちらも離したくなんかなかった。
好きだから―――
「違う…の……アタシは…トニから離れたくない!」
また涙で視界が見えなくなる
彼の顔をもっとよく見たいのに涙で見えない。
でも、嬉しかった。
彼と離れたくなかったのに…自分から彼を避けていた。
彼もアタシと同じ気持ちだったのだ。
だから二人とも離れたくないのに自分から避けて勘違いしていたのだ。
でも、それは今日で終わり。
「だって、トニが好きなんだもん…!」
―end―
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