誕生日

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腕の中に居る華奢な彼女。 ほんのりとするシャンプーの匂い 鼓動が早くなる 俺は彼女を抱きしめた。 「笑って欲しかった。」 思っていることを 「喜んで貰いたかった。」 全て言える 「お前にとっての特別になりたかった。」 素直な自分に 「好きになって欲しかった。」 ―――なれたかな 「好きなんだ」 全て伝えた 彼女が背中を押してくれたから、素直になれた。 最後まで情けねぇな…。 俺を見つめる金色の瞳の彼女 彼女はゆっくりと口を動かす。 「指輪よりも…こうしてる方が良いの…。」 「大好きだよ」 →おまけ ―end―
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