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あんまり物覚えがいい方じゃない僕だから
詳しく話すことなんてできないよ
たとえ君との思い出だとしても
例外なんてないからね
怒らないで聞いてほしいんだ
朝陽に包まれた白いベッドの上で2人
気取らずに交わすことだけで広がるよ
たぶん僕だけでない気持ちだと
思い込んでいるけどね
今だから聞いてもいいよね
ふとした瞬間の何気ない幸せ
言葉にするまでもない
灯された明かりは偽りなく続く
真っ暗な夜道をそっと照らし続ける灯り
それはつないだ手の温もり
捉え様のない君だったんだ
そんな君のこと理解できた時の
僕の喜びが伝わっているのかなぁ
意識の中に残るかすかな光が
大きく花咲かせて
巣立っていく鳥達のさえずりに
心は躍り
とりとめのない 終わりのない
そんな幸せが どうか
続きますようにと
ひきだしに仕舞ったままの僕の記憶に
少しだけ手をのばし触れて欲しいよ
もしかしたら新しい2人に
出会えるかもしれないよ
いやがる君の手を無理矢理につないで
走り出したいよ
陰日向のない
僕らの道を
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