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季節はずれの雪がニュースになってる
「冬のなごり」
なんてやさしいもんじゃない
歩き馴れた町並みに咲く
カラフルな花達が閉じることはないな
先行く背中は
丸くて 固くて 力なくて
もしも僕らの間に言葉が無くて
身振り手振りも目には映らなくても
進んでいけると言えるんだろうか
腰掛けることで休めると言うのなら
僕らは一日中休んでいるよ
フカンショウなら
見渡すための瞳なんて
全く持って無意味です
書き連ねられた言葉は
きっとあなたには届かない
それでも……
今はただ
思い馳せるだけで十分
いつの日かと いつの日かと
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