第2章:病気

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ふと目が覚めると朝になっていた。 側には点滴を交換している看護師さんがいた。 「おはようございます。」 そう言って点滴を交換して、マスクを外してくれた。 『おはよう、ございます。』 「今、和也くんがご飯持ってきてくれるから待っててね。」 『はい。』 『あ、仁。起きたんだね。』 『あぁ。』 『はい、これ。』 かめはそう言ってテーブルにトレーを置いた。 「仁くんはお粥にしてもらったから。」 そう言って看護師さんは俺のベッドを起こしてくれた。 『わかった。』 「じゃあ、ちゃんと食べてね。」 そう言って看護師さんは戻っていった。 『いただきます。』 かめはモグモグ食べ進めた。 美味しそうに食べるかめを見ながら、ゆっくり食べ進めた。 『ごちそうさまでした。』 かめが食べ終わって俺の側に来た。 『仁、大丈夫??』 『あ、うん。』 そう会話しながらゆっくり食事を済ませた。 『なぁ、かめ??』 『ん??』 『そこの車いすとって。』 『わかった。』 そう言ってかめはベッドの側に車いすを持ってきてくれた。 俺はかめに支えられながら車いすに移動した。 『屋上行こ??』 『いいの??』 『いいの。』 『仁が良いなら、僕は良いけど。』 『行こ。』 そう言ってかめは俺の車いすを押して、屋上に向かった。
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