チャーリー・ルチアーノ一味

3/12
前へ
/12ページ
次へ
 ルチアーノは口をつぐんだ。少しした後、また彼は口を開く。 「初めてあった時もだ。お前は俺の脅しなんか受けなかった」 「そんな事もあったな」 「あの時からずっと…お前は俺についてきてくれていた。…感謝してる」 「チャーリー、いい加減何があったのか、話してくれよ」 「ははは、お前に隠し事はできないな」 「当たり前だろ?さ、話せよ」 「なんでもないんだ。ただ、感慨にふけってみたくなってね。本題には入るがちょっと待ってくれ。…あと、2分」 そう言うとルチアーノはランスキーのウィスキーに手をのばし、一口分口に含んだ。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加