チャーリー・ルチアーノ一味

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「貧乏人にもできるギャンブルをだなんて、その発想の大元であるマイヤーくんは最高だな。おかげでうちは大儲け、高利貸しに発展できたわけだ。君の数学の才能は、どこまでも如才ない」 「そんな事はないさ。」 その時、コンコンとノック音が響いた。 「シーゲルだ」 「フランク・コステロです」 ルチアーノは答えた。 「入ってくれ」 その声を聞くと、シーゲルとコステロは部屋の中に入ってきた。 「マランツァの件ですが…」 シーゲルが口を開いた。しかしそこをルチアーノが阻んだ。
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