チャーリー・ルチアーノ一味

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「まあ、待て。順を追って説明しようじゃないか。ヴィトとジョーとアルバートは?」 「ホテルのレストランで待機しています」 「そうか。…マッセーリアの件では、シーゲルとその三人が奮闘してくれたおかげで、奴を殺す事ができた。よくやった」 「ドン…!」 「俺はトイレで用を足すことしかしなかったからな。それでだ」 ルチアーノが自嘲気味に笑うと、今度は真剣な顔つきで一同を見つめた。 「今度はマランツァーノを殺る」 「チャーリー…」 「俺は先日マランツァーノに、マッセーリア殺害の件で俺自身は手を下していないことを伝えた」
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