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200メートルは走っただろうか…
周りはコンビニや飲み屋やらのネオンや街灯で明るくなっていた。通行人も増えていた。
美沙は足を止め後ろを振り返った。男の姿は無かった…
美沙は震えながら鞄からケータイを取り出した。
プルプルプルプル~ガチャ
美沙ママ「もしもし美沙??」
美沙「お母さん…助けて…(泣)」
やっとの思いで伝えると美沙はわんわん泣き出した。
美沙ママ「美沙??何が有ったの??今どこに居るの!!」
美沙「…錦町」
美沙ママ「すぐに行くから動かないで待ってなさいねっ!!!」
母親はそう叫ぶと電話を切った。
美沙はガタガタ震え座り込んだ。大粒の涙が止めどなく溢れた。
美沙「お母さん…」
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