▼▼現代▼▼

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「桜ちゃんはなんでこの仕事についたの??」 また言ってるよ…サブちゃん… 桜の隣に座る眼鏡をかけた四十代小太りの中年男性。この人物は桜を指名する人物で、毎週2回はこの店に来店していた。 桜は顔が引きつりそうになりながら笑顔を作る。 「キャッチだよ、サブちゃん何回言った??その台詞…??」 この仕事についたのもキャッチされたから…ただそれだけ 「もったいないよ、桜ちゃん本当に…」 ベッドに座るサブちゃんはいつもこれ… 「汗かいてるよ…はい」 「ありがとう、桜ちゃん…ねぇ話聞いてる??」 お絞りで顔をふくのもいっつも…でも憎めない性格 「サブちゃん…いつもありがとね…」 「何かしこまってるの、変なの…それに無視もいつもの事か…」 汗を拭う男はにこやかに笑った…憎めない姿に…桜も顔が綻んだ。 人気嬢の体を求め…客は食いつく…だがこの男は違った。 120分サブちゃんは話をするだけで毎回帰ってく……したのは初めてフリーでついた1回きり… 桜の体を気遣い話をするだけ…他のお客と色が違い…桜もこのお客には笑みがこぼれるが…。それもどこか気兼ねし…作った笑いになっていた。 そう…このお店は本番もある店。 その分、給料も良く帰りたい時に帰れるという自由なものだった。 だが警察にあげられるとゆうリスクもあった。 桜は…目の前にいる人物を瞳に映しながらもなにが見えていたのだろうか…桜の目がどんどん遠のいていく。 《俺の店に来い…金に困ってんだろ、でもなぁ本番もある店なんだよ、出来るか》 出来るも何もお金がないと生活出来なかった…心配してくれる人なんていないし、いたとしても…もぉこの世にはいない… いつから私…こんなに冷めて物事を見るようになった?? 腐りきった考えばっかりして…ひねくれた考えばっかり…いつから?? きっと大切な人がこの世からいなくなってから 逃げたい…こんな所から…こんな世界から逃げ出したい… 暗い所に浸かった心はずっと昔から…もがいていた…。
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