其ノ壱

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月「よく書いてあるって、どんな本だよ…ん 珍しいな お前本なんか読むのか?いや、読めるのか?」 火「失礼な 何言い直してんだ」 月「いや 柄じゃないなと…ぐっ!?」 火「なんか言ったか?」 月「ちょ…っとヤバイ角度で…入っ…た…あばら…が…」 火「情けないなぁ…しかしよく知ってたなー やっぱあれか!お前もやらしー風に見てたんだろ えっちだなー」 月「ああ もうどうでもいい」 火「あはは!悪い悪い」 月「まぁ…漢字はなかなか奥が深いからな 結構好きなんだよ 字を見ただけで意味が分かったりするし」 月「例えば部首で[さんずい]がついてたら、なんとなく水に関係するんだなとか分かるだろ?」 火「ふーん…じゃ、漢字の事はこれからお前に聞こうかな」 月「俺はあくまで個人的な意見しか述べられないぞ」 火「それでいいよ とりあえず読み方は分かるし 暇潰しにはなるし」 月「もっと有効に時間を使え暇人」 火「暇人に暇人とか言われたくねーよ超暇人」 月「ホントに口悪いなお前…」 火「なにを こんなに品のある美少女を捕まえて!」 月「ああ 口が多いから品があるってか」 火「ドヤ顔やめろ!ムカつく!」 月「いや 我ながら上手いなと」 火「ああ くだらなすぎて好感度が0から更に下回っちまったよ」 月「わー そりゃ大変だー」 火「棒読みしてんじゃねーよ!ひっぱたくぞ!」 月「既に今日骨をやられかけてるのだが」 火「お前がデリカシーのかけらもないからだろ」 月「そこまでのこと言ったっけ…?」 火「いや ノリで殴った」 月「………」 火「まぁ細かい事は気にするな!じゃ またな!」
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