夜のあたしへ

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話すことは嫌いなはずだったあたしが ペラペラと話をしていた。 それから3ヶ月。 好きだと思わせ 好きだと言わせ 最大限にお金を卸させ、 時には身体さえ使って。 あたしは1番になった。 誰かの客だって 身体をちらつかせれば 次の週には優花を指名しにくるんだ。 寝取ったなんて言われたら否定はできないけど。 とにかく 私は変わった。 夜は嫌いじゃなかった。 こんな営業だから ドレスが破けていたり、 女の子がヘルプについてくれなかったりすることもあったけど、 そんなのは痛くなかったよ。 怖いのは あんたたちに抜かれることだから。
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