本命

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朝起きると、着信とメールは彼からのものばかりだった。 なにをやっている?とか。寂しいとか。 もう彼に魅力は感じない。 ただの客になってしまった。 その中に、西村からのメールがあった。 「いおり。今日は仕事か?たまには仕事を休んで、ゆっくりあわないか? ゴルフでもしよう。返事を待ってます。 西村」 あたしはため息をついて、再び布団に潜り込んだ。 店に来なければ意味がない。だけどデートもしなければ店に来ないかもしれない。 あたしは悩んだ。 今日は休みなのだ。 休みまで西村に付き合いたくない。 ゆっくり眠る予定だった。 悩んだあげく、メールを打った。
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