友情

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目を覚ますと、夜中だった。 あたしはトイレにいた。 吐いたらしい。 頭がズキズキと痛い。 水を飲もうと、立ち上がってキッチンに行ってぎょっとした。 ビール一本と一升ビン一本が転がっている。 冷蔵庫は開いていて、流しにはなぜかドレスがタライに浸かっていた。 あぁ、自分が怖い。 てかお酒が怖い。 それなりに片付け、水を飲んでベッドに向かった。 開かれたままの携帯はピカピカと光っている。 この光が途切れることは、ない。 客は、男は、うざい。
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