第一章-俺は恥さらし-

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砂煙が舞い上がる中でいきなりの事で同様する部隊の者を引くな!とリーダーが言えば、視界が悪い中で少年を捉えずに無数の銃声が鳴る、まるでリズムのようで銃声の後に金属が金属を弾くような音が続き 「三枝さん、遠慮はしないでくれよ?殺すつもりじゃねぇと意味がねぇんだから」 砂埃の中で先程のしゃがれた声が聞こえてくると、三枝と呼ばれた男は舌打ちし部隊を一旦下がらせ 三枝 「死んでも恨まないでくださいね… 月影流…鎌鼬!!」 腰に差した刀に手を掛けて瞬時に抜刀を砂埃に向けて放つと、空間に圧力をもたらすぐらいの密度の高い風が一瞬で埃を掻き消し目標の少年に襲いかかる 「同じ流派なら俺には通じねぇよ… 月影流…円月」 瞬時に剣を抜き円を描くように剣を振るうと風の刃は相殺され消える 三枝 「チッ…近接は辺りを囲み、逃げ場を無くせ!補助は身体強化、遠距離は詠唱開始!」 第一に近接を得意とするスーツの男達が少年を囲むように向かっていき、一斉に攻撃するも少年は口元を緩ませ 「月影流…転月」 四方八方から襲う刃をギリギリまで引き付けた瞬間、自らが回転して相手の武器を全て弾き飛ばし宙に舞う、すると魔力を感じ取った少年は剣を胸元で翳し 「ミラーウォール」 刀身が鏡のように変化すると太陽の光を反射させ、閃光のような眩い輝きを放ち銃撃と近接を止め無数の火系魔術が剣の領域に入った瞬間、術者に向けて弾き返す 勿論、視界を奪われたリスクは生じ火系魔術は術者に跳ね返って一掃させた、三枝は読んでいたのか閃光に対してサングラスで防御し眺弾に巻き込まれないように一人、距離を取っては裏庭の部隊を集結させていた。 魔術の発動で生じた煙に隠れて、見えずらいも新たに魔術を詠唱させようとしていたのだ 「いつもよりマジだな、その方が有難いけどな」 再び強大な魔力を感じ取ったのか、そう呟くと剣を鞘に納め後腰に装備された二枚輪のツインチャクラムに持ちかえる
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