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レイル
「書庫より珍しい物ありそうだな」
ガイル
「汚い手で触れるなよ?世界の遺産になるものもあるからな」
丁度触れようとした瞬間に奥からだめ押しされてピタッと手が止まり触れるのを辞める
レイル
「んで、話ってなんだよ?明日の準備したいから引き延ばすのか辞めてよね」
ガイル
「珈琲でいいか?」
話を中々始めないガイルの様子からして重要な話なんだという雰囲気が伝わってくる、質問に頷くと綺麗なティーカップにミルクと角砂糖が供えられている
ガイル
「明日のトーナメントだが、優秀な人材は軍かギルドに一時的だが引き抜かれる…何故だかわかるか?」
いきなり話を始めるガイル
レイル
「んまぁ…クラスの奴等が話してたの聞いてたけど、また開戦するらしいな」
ガイル
「察しの通りだ…それでお前はどうするつもりだ?父上様を見返す一種のチャンスだと思うのだが」
レイル
「俺はさクソ親父の教育とか母親のマザコンから解放されただけで満足してんだよ…ガイルさんが面倒みてくれたことは感謝してるし魔術…
いや魔力すら持たない俺に剣士としての望みを与えてくれた、アンタとは本当の親子にみたいに接して来れた、スピリチアナ家の長男とかいう地位なんか入らねぇしクソ両親や身内もそれを望んでるだろうから。
だから俺は自分の道を行き新たな未来を作り上げるよ」
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