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珍しくめんどくさがりで、何をするのもダルいだの言って後回しにしてきたツケを払うかのように笑顔で熱弁する
ガイル
「フッ…昔のお前ならこんなこと言わなかっただろうな。
それなら、トーナメントで良い成績を残せ、そうすれば俺の新ギルドに入れてやる」
真意の気持ちをレイルから聞いた事で、自分の計画を話すとレイルは新ギルド?と興味津々に聞き返し
ガイル
「あぁ。大戦が始まれば俺や三枝達は父上様の元に集結しスピリチアナ家…つまり五賢の境界の傘下に入り部隊を率いて戦う事になる、だがそうなればお前は学院側の人間として分けられてしまい、雑魚の殲滅に当てられる
嫌だろ?魔術はからっきしでも剣術の腕は格段に上級者なんだ…俺の元で力になった方が役に立つんだからな」
分かりやすい説明に納得すると、眼を輝かせてやる気を出す
レイル
「わかったよ!なら、全力でやってやる。認められさせすればガイルさんのギルドに入れるんだからな!
でも……親父達は納得してんのか?」
ガイル
「父上様は今までの忠誠心や貢献力を認めて下さってな、敵に回るわけではないんだから好きにやれと言っているんだ。だが、お前が入隊してもまだ人数が足りない
そこでだ、明日のトーナメントにはスカウトとして俺と三枝、後はカトレアの三人で行くからな。無様な姿見せるなよ」
珈琲を啜りながら眼は書物に行くも表情は優しく、息子を励ます親の表情に似ている
レイル
「マジかよ…三枝さんは分かるけどなんでカトレアさんも来るんだよ?」
ガイル
「一ファンとしてらしいぞ」
カトレアがそう言ってる姿が想像出来ると何度も頷くレイルは皆の優しさに触れて本当に心から嬉しいと思った
スピリチアナ家は五賢の境界を配下に置く素の大魔導師の一人で闇属性を極めし継承者が代々受け継いで来た伝統ある名家だった
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