第一章-俺は恥さらし-

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そして事件が起きる…天才という名声から恥さらしというどん底にまで落とされる時が…。 この時のレイルは自意識過剰が激しく、自分が最強だと思い込んでいた節があった為に絶対的な自信を持っていた。 そして出番が来る… 水晶に触れる、だが色は無…それに魔力の数値は … … …0…だった。何かの間違いだろうと何度も試すが結果は変わらず レイル 「なんで?俺…俺はスピリチアナ家、時期当主になる男なんだぞ!?どういうことなんだよ!?!?」 自信満々だった表情は今は無く、ただ辺りに当たり散らすような形で叫んだ…刹那。 ピキッ… 水晶にヒビが入る…レイルの怒りに同調するかのようにヒビは大きくなり パリンッ…――――砕け散った 「水晶が…割れた!?有り得ない事だぞこれは」 静まりかえっていた周囲は一瞬にしてざわめき出し騒然となった。 それからだ…俺が冷たい目で見られ、罵られ始めたのわ。 溺愛していた父親は突き放すようになり、身内からは無視され…母親が狂ったように俺の世話をするようになった。 辛くて苦しくて…神様を怨み、憎んだ!!何故生命を与えたのかと……。絶望という縁に立たされ死にたいと何度も思ったのに、出来ない…それすら出来ない臆病者なんだと思い知らされた時間だった そんな中で救ってくれたのがガイルさんだったんだ、 スピリチアナ家当主…俺の父親の左腕と呼ばれた戦闘のスペシャリスト…別名【邪眼のガイル】こと、ガイル=E=フルベスター…彼が俺を救ってくれた、そして今に至る。
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