プロローグ

2/3

1027人が本棚に入れています
本棚に追加
/224ページ
魔術が栄えし世界 【フロトノワール】 七つの大陸に分けられて世界は共存を保っている、領土争いや権力のいざこざはあるものの平穏と言って相応しいくらい落ち着いていた。 世界を管理する者達は世界を五つの種族達に任せ自分達の領域へと姿を消した、それから世界を管理し平穏を乱さないようにと 【五賢の境界】が創られ世界のトップと言える存在となっていたのだ。 五賢の境界とは、基本的な属性魔術を管理者から司った者達の総称で火 水 風 土 雷の中の一つを極めた者が所属している、誰でもなれる訳ではなく、管理者が一番最初に産み出し名を与えた者のみが所属することが出来る。 名前の名字がその決定権を持ち、初代五賢の子孫として生まれた者は必然的に地位を手にする。それがこの世界の仕組みなのだ。 子孫は子孫でも兄弟や姉妹の中で最も力のある者が地位を得る事が出来る、本来の貴族や王族なら長男や長女が継ぐというのが常識だろうが、五賢は違う。 何故なら頂点を勤める地位にある者はより最強で無くてはならないからだ、そうでなければ邪悪な力を持つ魔族から平穏が奪われてしまう…世界全土が認め、コイツならと言われる程の実力や知識、魔力を持つ事が必要なのだ。
/224ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1027人が本棚に入れています
本棚に追加