第一章-俺は恥さらし-

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レイル 「赤十字のガンマン?」 ミィナ 「ったく…かなり有名だよ?身の丈を超える巨大な十字型の武装兵器を持ち歩いてるんだよ…人呼んで【神の使い】」 レイル 「ソイツって強いのか?」 ミィナの説明を聞きつつもメイドにお茶と和菓子を持ってきもらうように頼み、相手の素性を聞き出す ミィナ 「ワイルドマン家は貴族的にはあまり地位は上じゃないかも知れないけど、戦場ではかなり有名な家柄だよ。属性は水と光、中距離から遠距離を得意とする分、かなりやりにくいかもね」 的確な情報を教えてくれるミィナ…彼女はカトレアの妹で、幼い時からの友達、所謂幼なじみと言うヤツで同い年かつ同じ学院に通う。 レイル 「近接に持ってけば勝ちは見えてるじゃねぇか」 ミィナ 「そんな簡単じゃないと思うけど、まぁ頑張ってよ。僕と決勝で当たる為にもね!」 明るく元気でいつも楽しそうに話す反面で腹黒く、少し知的な部分があるミィナに対して安らぎを感じるレイル…明日のトーナメントではライバルだが共に頑張りたいと思える唯一の親友なのだ。 死闘の末に新たな歴史が刻まれようとしている。
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