第一章-俺は恥さらし-

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その頃、ある豪邸では何かあったのか?騒然とした空気がある一室で流れてはメイドや執事が走り回り何かを探しているかのように思える 「居たか!?」 「いや、こっちには見当たらない」 「こっちもダメです」 巨大な扉の目の前で部屋を駆け回って汗でダクダクになった執事やメイドは状況報告をし合い外を探すということで意見は一致した、良く見ると彼等の腰や背中には迎撃ように剣や刀、銃などが装備されており、口元にインカムまで付けている 「A小隊、B小隊は裏庭を。C小隊と俺の部隊は正門に周り捜索を行え!相手は一人だが油断はするな」 リーダー格と思われる男がインカムを通じてそう言うと、色々な声が機器を通じて届き自分の部隊とC部隊を引き連れて外に展開する 「各自、油断は禁物だ!警戒しつつ近接と補助、遠距離に別れて自分の位置を守りつつ迎撃せよ」 男は大声で命令すると、その言葉に反応すれば各部隊で動き出す 「さて、行きますか」 見下すように屋根に立っている男が、広範囲に広がる庭を見ては口元を緩ませて背中に背負っている剣に手を掛けてはカチッと効果音を発てる 姿、容姿からして青年というよりは少年で容姿とは裏腹にしゃがれた声はハスキーボイスなのか、合っていないと言い切れる。 蒼白の長髪に灰色の瞳、紅いロングコートとかなり目立つ両足に備わった長いチェーンのような物、風に靡かれる己を委ねては部隊の真下まで降下を始め 「おらぁ!」 身長と同じぐらいの剣を抜刀した瞬間、地面に剣撃を叩き込み爆音と抉れる音が領土全体に広がり
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