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赤ずきんははじめて見た狼に戸惑いを隠せないらしく少し慌てているようだったがその瞳には狼しか映っていませんでした。
そんな赤ずきんに狼は痺れをきらせたらしく目をぎらり、とひからせ赤ずきんを睨み付けました。
「おい。
此処は俺様の縄張りだ。わかっているのか」
そう言われるも赤ずきんは縄張りが何なのかわからず余計に首を傾げてしまいました。
『なわばり..?』
それを聞いた狼は目を見開き縄張りを知らないのかという問い掛けに頷く赤ずきんにあり得ないという表情をしていた。
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