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「えぇーと、これで朝礼は終わるけど何か質問とかあるか?」
陽太のクラス2年C組の担任内山太郎。
年齢30代、容姿は中の下。
因みに未婚である。
「それじゃ、朝礼終了。 授業に遅れるなよ」
内山先生は怠そうに教室を去って行った。
「健斗、今気づいたんだけどさ」
「何に?」
朝礼が終わり、周りが1限目の授業の準備をしている中で陽太は何時になく真剣な顔をしていた。
「さっきの時間で人間の手が何故二本だけなのか考えたんだ……」
「あぁ…………後ろから変な声がすると思ったら、お前だったのかよ……」
どうやら、陽太は考え事をしていると独り言を言う癖があるらしい。
「そしたら重要なことに気づいた」
陽太は席から立ち上がり……
「オッパイを揉むために俺たちの手は二本あるんだ!!!!」
教室中に聞こえるくらいの声で言った。
因みにクラスは当然どよめいた。
「いやいや、それはないだろ……」
「だったら何でオッパイは二つあるの?」
「俺に聞かれても……」
「分からないくせにひて…………っ」
言い終える前に陽太に目掛けてペットボトルが投げつけられた。
しかも中身は入ったままで…………
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