310人が本棚に入れています
本棚に追加
高崎くんもお父さんを…？
｢え…？
一体なんで…。｣
私は気づいたら高崎くんに逆に質問をしていた。
｢今から四年前…。
俺が小６の時に死んだ。
その時の俺は相当泣いた。
まだガキだったのもあるけど…ホントに大好きで、尊敬してた父さんだったから。｣
そう話す高崎くんの目は少し悲しげで…罪悪感に囚われた。
｢ご…ごめんなさい。
私…高崎くんに酷いこと言っちゃった…。｣
｢気にしなくていいよ。
知らなかったんだから。
それより…まだ信用出来ない？｣
高崎くんの質問に、私は俯いて何も応えなかった。
頑なに守ってきた決意が…もうこんなにも揺らいでる。
いいのかな…？
本当に信じても…。
最初のコメントを投稿しよう！