信じれる人

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「美島恋歌です。 出来れば…私とは関わらないで下さい。 お願いします。」 これが私の、甲羽高校での初めての言葉。 盛り上がっていた空気が一気に静まる。 ごめんなさい皆さん。 私は…人と関わりたくない。 信じれないの…。 私には心の支えがないから。 頭にあるのは記憶喪失の弟、蓮司のことだけだから…。 きっと皆いい人だよね。 …でも応えられない。 優しさに甘える訳にはいかないから…。 そんな中で席に座る。 隣には…凄いかっこいい人。 きっとこの人は、凄くモテたりするんだろうな…。 でも、関わっちゃダメ。 嫌われてでも…私は一人でいることを選ぶんだ。
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