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「俺…岡田一久!!
趣味は…。」
突如クラスメイトが私に話し掛けてきた。
明るい男子。
私に話し掛けてくれてどうもありがとう。
本当にありがとう…。
…ごめんなさい。
「やめて下さい…。」
私は、岡田くんの優しさを払いのけた。
「迷惑なんです。
話しかけられても迷惑だし答える気もないし、
さっきも言ったけど私とは関わらないで下さい。」
それでも、私に干渉してくる岡田くん。
「やめて下さい!!」
私は頭がこんがらがって、思わず岡田くんを突き飛ばしてしまった。
クラスに流れる不穏な空気。
「いいかげんにしろ!!
一久は…転校生のお前を気遣って話しかけてるんだぞ!!
確かに変な事も言った…
だけど少しはこいつの事考えてやれよ!!」
庇ったのは、隣のかっこいい男の子だった。
友達思いなんだ…。
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