錬金術

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小樽爆弾の煙りを払いのけながらラオシャンロンの頭を見た。まだかろうじてだが角はついている。 「ノアあとは任せた。」俺はそう言って場を譲る。 ノアは背中の鬼斬波を出すと構えた。 「狭いからうまくできない」ノアが言う。それでも刀を振り下ろした。 パキンという音がして、角が頭から離れた。 「よっしゃ、これで龍刀紅蓮まで作ることができる」俺は言った。 「おお」ノアはうれしそうだ。 俺達は洞窟を出た。
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