~一瞬きの幸福~

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「ねぇ?ヒロってば!聞いてる!?」 カナコが少し怒った顔をして言った 「ゴメン…ボーッとしてた」僕は少し焦って答えた 「ハハハ!ヒロトは相変わらずだなぁ~」 とコウジが笑いながら、言った コウジは、僕のいとこだ 幼い頃は、近所でよく一緒に遊んだものだが、小学3年の時に、転校してから、ほとんど会う機会はなかった しかし、偶然にもコウジはカナコと同じ高校に通っていた コウジも音楽が好きで、学校でバンドを組み、カナコの中学からの同級生である、アヤカと交際している
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