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涙が乾くのを待たずに
再び頬を濡らした
辛くて もう死んでしまって
全てを忘れたくなる
きっと今だけだね
もう少し先の僕は
今日を泣きながら
生きてくれた僕に
ありがとう と呟きながら
左の手首についた傷と共に
今日を振り返って微笑むだろう
だから僕よ どうか待って
あと少しだけ
さみしい？苦しい？悲しいの？
僕には解らないけど
僕よ その心や
体を傷つけないで
辛く悲しいし 弱い自分に
苛立つのはわかるよ？でも
その体に傷を残したって
僕の悲しみをより深く
周りに刻み 悲しませてしまうだけだよ
僕よ泣いても叫んでもいい
どんな叫びもきっと誰かが
受けとめてくれる
その手首の赤い真新しい
傷も全て 全て消える頃にはきっと………
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