プロローグ

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現在季節は夏。 今日も太陽の光がさんさんと降り注いでいた。 俺は夏が好きだ。 なんか気分がバカになれるし、何よりも夏休みがある。 「早く夏休みになんねーかな」 また独り言を呟き、学校に向かう。 通学路を歩いていると、後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた。 「おーいっ!光一!」 「なんだ明宏、今日は遅刻じゃないんだな」 「俺が試合前に学校に遅れるわけないだろうっ!」 朝練には遅刻してるけどな…。俺が言えることじゃないけど。 こいつの名前は真中明宏。サッカー部内で唯一俺が認めるストライカーだ。お互いに意識し合ってたのもあって、いつも連んでいる。 2人でバカな話をして歩いてると、また前に見知った奴が見えた。 「おい見ろよ光一」 「あぁ、ドンクスだ」
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