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「はっ!それでこそドンクスだ」
俺は鼻で笑って、ドンクスのシャーペンを遠くに転がし消しゴムを蹴って飛ばしてあげた。
「さっすが光一っ!やることがえげつないぜっ!」
そういう明宏もドンクスの定規で遊んでんじゃねぇか。
ドンクスはというと、
「うぅ…」
と、呻いているだけだった。俺たちに文句なんか言えるはずがない。
「ちょっと小田原っ!真中っ!やめなよっ!」
そう言って邪魔してくる女子の名前は竹田志穂。いつもいつも俺たちに文句を言ってくる、うるさいやつだった。
「はいはい」
ホント、黙ってればいい顔してるのに。
「玖珠君大丈夫?」
「うん…」
こういう優等生振るやつらは俺は嫌いだ。
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