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「玖珠君大丈夫。私のあげるからっ!」
「悪いから…いいよ」
「全然大丈夫!今ダイエット中なのっ!」
「なら…ありがと」
案の定竹田志穂だった。
いい加減こいつは空気を読んでくれないかな。
「おい竹田、ドンクスは俺のパンを落としたんだぜ?」
「だからなんなの、あと玖珠君を変に呼ぶのやめて」
「へいへい。だからー、玖珠君に責任があるんじゃないですかってことですよー」
「だからって落ちたパンを食べる必要なんてないでしょっ!?」
「うっせーなー。ドンクスがなんも言わないからいいかと思ったんだよ」
「いいわけないでしょっ!?あとそれやめてって言ったよねっ!」
普段クールな俺でもさすがにキレてきた。
どーしてこの女はいつもいつも俺達の邪魔をするんだ。
「だからうるせぇっつってんだろっ!!わかったからそこどけよっ!!」
「わかったわよっ!!たくっ、ちょっと顔がいいからって調子に乗らないでよねっ!」
そう言って竹田志穂は席に戻った。
ていうか、
「なんで明宏はなんも言われねーんだよっ!」
「そりゃ俺なんもしてねーもーん」
ちくしょう的を射てる。
こいつは実況してただけだ。
だけど、ホントにそんだけか?
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