残3日

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「そうも言っておられん。彼女に入れる女の心はお前中のに入っておる。」 「それが何か問題でも?」 「時間の経過とともにその心の影響が出てな、段々女性化していくのじゃ。」 「ちょっと待った。そりゃ大問題じゃねぇーか。」 「特にお前は天使だから、肉体まで影響がでるぞ。」 「わかった。オレも世界の未来はとても大事だと思うから、頑張るよ。」 このようにして、晋は世界の未来よりも自分の将来のために使命をはたさねばならなくなった。 「ほれ、ブレスレットの刻印を見るのじゃ。」 晋は言われた通り視線をブレスレットに移した。 「数字が見えるじゃろ。」 「確かに、3と刻まれているよ。」 「それは残りの日数を示しておる。」 「うげっ!あと3日しかねぇ。呪いでも7日はあるはずなのに。」 「これは呪いではないぞ。ミッション・サファイアじゃ!」 「たった3日で何ができるんだよ。」 「安心せい!お前に関わってくる女の子が候補者じゃ。」 「オレに関わりのある女の子なんてほとんどいねぇよ。(本当は全然いないけど)」 「なら話は簡単じゃな。ここ数日で候補者がわかるはずじゃ。」 それを聞いて晋も少し安心した。 「尚、君または君の関係者の身に何が起ころうとも当局は一切関知しない。」 晋は慌ててブレスレットを外そうとした。 「何をしておるのじゃ。」 「自動的にブレスレットから煙が出て消滅するんだろ?」 「お前は天使じゃ。CIAの嘱託社員ではない。」
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