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隼人「だから、これは――。」
生徒「せんせー。崎野君が寝ていまーす。」
隼人「またか。」
みんなの視線の先には机に突っ伏して、穏やかな寝息をたてている宏樹がいた。
隼人は、宏樹の机まで歩いていった。
隼人「ひ~ろっき君。」
宏樹「~~zzZ。」
隼人が弘樹の耳元で囁いた。
隼人「いい加減にしないと、どっかに連れ込んじゃうかもよ?」
宏樹「・・・ん。」
ようやく宏樹が顔をあげる。
宏樹「くすぐったい・・・。」
生徒「せんせー。宏樹くんにセクハラはやめてくださーい。」
隼人「いいじゃん。宏樹、俺の彼女だから。」
隼人はおきたての宏樹の頭をぐしゃぐしゃし始めた。
宏樹「俺がいつお前の彼女になったんだよ。」
生徒「宏樹はみんなの姫だよな。」
宏樹「・・・帰る。」
機嫌が悪くなった宏樹は帰ることに決めたようだ。
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