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目が覚めたら、コンクリートの天井が広がっていた。
頭が痛い...。
化粧をしたまま寝てしまったらしく、涙で溶けたマスカラが邪魔でまばたきがうまくできない。
重たいまぶたをパチパチさせらながら昨日の事を思い出す。
『彩と美和子とクラブで飲んでてその後…?まあいいか。』
ぼんやりしている視界を体ごと左に向けたら、大きな窓には雲一つない青い空と高層ビルが広がっていた。
隣からは規則的な寝息と体温を感じる。
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