2nd Fox「リゼク・シューリッヒ」

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オレ達率いる妖狐族は、元来それほどの力を有した種では無かった。 そうだな…、何百年も前か。 おっと、レディに年を聞くものじゃないぜ、秘密事項だ。 で、その頃の妖狐族の立場の弱さといえばそれはもう。 番付でも作ったら、下から数えた方が早かったかもな。 だがしかし、我らが妖狐一族の繁栄に大きく貢献した偉人がいた。 玉藻、って言えば解るか?そう。たまも。 非常に強い力を持った妖怪だったそうだ。 ある国では、三大妖怪のうち一匹と認定されたそうだぜ。 オレは直接会った事は無いから詳しく知らんが。 強い、っての他には、尻尾が九本もあったらしいな。 正直、邪魔そうだ。 おっと、脱線したな。それで、その玉藻がなぜオレ達の繁栄に貢献したかっていうとだ。
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