11人が本棚に入れています
本棚に追加
「起きろ」
そっけない一言の響いた後、オレの後頭部に、鈍く衝撃が響く。
机で手を組んで、そこに頭を乗せて眠っていたオレは、そのまま頭をぶつけた。
「痛っぁ!」
結果、オレは目覚めた訳だが、この男はもっとオレを優しく扱ってくれる気は無いのか。
全く暴力的で呆れたものだ。
「ったく、ノエル先輩は。
女の子に乱暴しちゃあいけないんですよ?」
「都合の良い時ばかり、女というステータスを利用するな」
あぁ何と殺生な。
それじゃオレが女じゃないみたいじゃないか。
最初のコメントを投稿しよう!